屋根塗装では雨漏り対策が大事
屋根塗装では誤った塗装を行ってしまうと雨漏りの原因となる懸念があります。
特に写真のようなコロニアル屋根は屋根材が重なりあっている構造となる為、重なり部分が塗料によって埋められてしまうと野地板(ベニヤ板)とコロニアル屋根材との間に発生した湿気が逃げ道をなくして結露となります。結露となった水分は野地板を腐食させてしまい雨漏りの原因となってしまうのです。
対策としてタスペーサーが必要
タスペーサーとは屋根材の間に差し込む建材のことです。このタスペーサーを施工時にコロニアル屋根の間に差し込み、隙間を確保することで湿気の逃げ道をつくります。
タスペーサーは1平米あたり約10個ほど使用します。タスペーサーの挿入工程をしっかり行うことで雨漏りのリスクを回避します。
施工前と施工後
施工前と施工後の様子です。
屋根にガイナを塗布することで、優れた断熱・遮熱効果が見込めます。
「2階部分の屋根裏収納庫が暑いのでどうにかしてほしい」というご要望を頂きガイナを施工した例です。
写真のように屋根と内壁にガイナを塗布したことで施工前の温度から9.1度の断熱効果が得られました。
防露性能もあるので、収納庫として大切な荷物を保管するにはガイナは適しているようです。
こちらは外気温が25度の時にガイナの塗装をした屋根と塗装をしていない屋根をサーモグラフィで撮影したものです。
未塗装の屋根がオレンジ色を示している48度に比べ、塗装を施した屋根は33度となり14度の温度差があり断熱効果が十分に発揮されている事が見て分かります。
熱を遮断することで室内の気温を快適に保つ事が出来、年間を通して電気代の節約をする事が出来ます。